家庭菜園について調べていて、興味を持った「コンポスト」。
家庭の生ゴミをコンポストへ入れて分解することで
家庭ゴミを減らすことができ、堆肥として野菜の肥料にすることができます。
とはいえ、我が家はマンション。
畑をやっているわけではないので、堆肥がそんなに増えても消費しきれません。
土が増えない!マンションでもできるミニコンポスト
キエーロとは、葉山にお住いの夫婦が考えた
黒土を使用した土が増えないコンポストです。
黒土に生ゴミを入れて土をかぶせておくと、
黒土の中にいるバクテリアが徐々に生ゴミを分解し、土に還してくれるものです。
キエーロに必要な条件
- 日光
- 風通し
- 土は深さ20cm以上
雨がかからないように蓋というか屋根をつけますが、
光が通るようにポリカーボネートの波板などの使用例が出ています。
土は穴を掘って生ゴミを入れて埋めるので、深さが必要です。
大きめの野菜用のコンテナプランターを使用している人もいます。
無印良品のやわらかポリエチレンケース深型でミニキエーロを作る
無印良品のケースを使ってやっている例があったので、
これなら手っ取り早いしと思ってフタと一緒に購入してきました。
ちょうど無印良品週間をやっていたのでありがたい^^
網をつけて虫対策
家にあった張り替え用網戸の網を適当に切って、
蓋の取っ手部分にガムテープで貼りました。
虫が入ったら嫌だなあと思って^^;
キエーロの作り方 用意するもの
容器の他に必要なものは…
- 黒土
- シャベル
これだけです。
土は14Lと、もうちょっと入りました。
穴を掘る時に土がこぼれてしまうので、あまり入れすぎないように。
あると便利なのが生ゴミを入れておける容器。
臭いが出るし、洗って綺麗にできるガラスの瓶やタッパー、
ホーロー製の容器などがオススメです。
私は琺瑯のストッカーを使っています。
料理をした時に出る野菜のくずなどを入れておきます。
取っ手があるので、キエーロまで持っていく時に持ちやすくて便利です。
キエーロで分解しやすいもの
「何を入れてはダメ」というものはないのですが、
キエーロには得意なもの・不得意なものがあって、不得意なものは分解するのに時間がかかるようです。
- 野菜くず、野菜の皮
- りんご、なし、ぶどうなどの果物の皮
- 傷んだ野菜、果物
- 火や湯を通した野菜
- 魚の内臓、煮汁
- 生肉、脂身
- ご飯、パン、ラーメン、味噌汁などの残り物
- ジャム、バター、お菓子
- 茶殻、コーヒーかす
キエーロで分解しにくいもの
入れる時に細かくしたほうがいいもの
- レモンなどの柑橘類の皮
- とうもろこしの芯
- 玉ねぎの皮
- 枝豆のさや
- スイカの皮
- キャベツなどの野菜の芯
- ごぼうや人参などの根菜
- ブロッコリーの茎
- 魚の頭や小骨
- 卵の殻
- カニやエビの殻
かたいものは分解しにくいので、
包丁やフードプロセッサーを使って細かくすると分解しやすくなります。
面倒でしたら、これらにゴミはゴミ袋に入れて、
無理せず普通のゴミとして出してもいいと思います。
苦手なもの
- 貝殻
- 鳥の骨
- たけのこの皮
- とうもろこしの皮
- 栗の皮
- かぼちゃの種(芽が出てきちゃいます)
- 梅干しの種
- アボガドの種
- 魚の大きな骨
こちらの資料がわかりやすく参考になりました
生ゴミを埋める
容器の中を4つのエリアに分けてゴミを埋めて一周していくことにします。
穴を深めに掘って、生ゴミを入れます。
ザクザクと生ゴミに土をくっつけるように混ぜます。
黒土に含まれるバクテリアが分解するには水分が必要で、
泥団子ができるくらいの硬さがベストです。
水気がなかったら少し水を足してあげると良いです。
水分もあっていいですよ
乾いた土をかぶせてください。
深めに埋めると臭いが出づらいし、虫が来にくくなります。
埋めたところに印を立てました。
分解にかかる時間
夏場・・3〜5日
冬場・・2〜3週間
生ゴミを埋めるのをやめると土の温度が下がるので、
なるべく断続的に活用してあげると良いそうです。
油物を入れてあげると温度が上がり、分解が進みます。
臭いや虫
今の所、虫や匂いはなく安心して使えています。
マンションなので臭いや虫は厳禁><
きちんと管理すればご近所に迷惑をかけずに使えそうです。
日の当たるベランダに置いて使っています。
コンポストって虫が湧いたり、臭いがしたりして自分には向いていないかな?
と思っていたけど、キエーロは管理が楽だし心配無用でした。
家庭菜園の堆肥に…という使い方ではないのですが、
ゴミを出す量を減らすことができ、環境にも優しいです。
小さめサイズなので、一人暮らしで自炊する方にもオススメです